coconin’s blog

皆様お馴染みの人参について、その栄養やレシピを掘り下げます。

人参という漢字の読み方

これは今日届いた人参。

ジュース用なので、カット有、割れ有の人参です。

無農薬人参

https://eu-ki.jp/lp/ninjin.html


人参。その色といい、料理の中で放つ存在感といい、他の野菜にないものを持っています。その魅力に迫るこのブログ。今日はその名前の読み方についてまとめてみます。

 

人参の読み方

今、何も疑問を持たずに「にんじん」と読みますが、漢字だけをよーく見てみると…「にんじん」と読めるかな?

 

人という字は「にん」または「じん」。素直に「にん」と読むとして、参という次は「さん」または「ざん」と読むのが一般的。漢字だけを見ると「にんざん」「じんさん」などと読んでしまいそうです。「参」は「じん」と読むのか!?その読み方について調べてみると…

 

参 : サンまいる シンみつまじわる

 

があるそうです。実際は最初の二つの「サン」と「まいる」くらいしか使わないですね。名前に使われることもあるのかな。漢字にも色々な読み方があるんですね。

漢字辞典オンライン

 

人参の場合、上記のうち「しん」と読まれたということ。「にんしん」となり、連濁という現象により後に続く音が濁音となって「にんじん」と変化したと思われます。

 

ちなみに、他に「参」を「しん」と読む場合を調べてみると、古代中国で月や太陽の位置を示すために天球を区分した二十八宿というものがあり、そのうちの一つが「参(しん)」と呼ばれます。この星は和名で「からすきぼし」現代名では「オリオン座」にあたるそう。やっぱり珍しい読み方のようです。

 

普段何も考えずに通り過ぎることでも、立ち止まって眺めてみると、ちょっと面白いものですね。人参は「にんじん」と読まれるけれども、少し珍しい読み方だということがわかりました。

 

人参。どうしてそう名付けられたのか、次回はその意味に迫ります。